明治36年創業

前島製菓は明治36年(1903年)に真鍋町(現土浦市真鍋)で創業しました。
初代からのこだわりで、食品添加物を多用しない方針で製造を続けています。

以前はお饅頭なども製造していましたが、現在は、「かりん糖」「九万五千石」「海老最中」を中心に製造をしています。
「九万五千石」は昭和27年(1952年)に発売以来、地元の皆様に愛されて、平成30年(2018年)に土浦ブランドに認定していただきました。

昭和初期頃の店舗

「九万五千石」全国菓子大博覧会の受賞歴

  • 第16回大会(昭和40年)金賞
  • 第18回大会(昭和48年)名誉金賞
  • 第20回大会(昭和59年)有功大賞

九万五千石®の由来

土浦城は室町時代末期の築城です。
江戸時代には、松平氏、霞ヶ浦の水運の河岸として発展。
寛文九年(1669年)に入封した譜代大名土屋氏は、廃藩や朽木氏が城を改築し、城下町や水戸街道を整備しています。街道沿いには商人、職人が移り住んだ町家が並び、城下町土浦は、水戸街道の宿場置県まで十一代が二百年にわたり土浦城を治めました。

初代土屋数直は、幕府の老中として三代将軍徳川家光、四代将軍家綱に仕え、二代政直は、五代将軍綱吉から八代吉宗まで四人の将軍に仕えました。三十年余りの老中在職中に政直は加増をうけ、土浦藩は九万五千石となり、常陸国では水戸藩に次ぐ大藩に発展。

現在、亀城公園に残る櫓門や濠にかつての風情がしのばれます。
九万五千石の石は「イシ」とも読みます。菓子「九万五千石」は石垣の石をかたどり、質実剛健、風味高雅を特色としております。どうぞ「九万五千石」をご賞味下さい。